2016年06月06日

シャボン玉だ~いすき♡

今日は随意筋のお話です。

随意筋とは、自分の意志の通りに動かすことができる筋肉のことです。
これは脳から繋がっている「運動神経」と呼ばれる神経によってコントロールされています。


かんがるー組さんはシャボン玉を吹くのが大好きで、とても楽しんでいます。
「左手でシャボン液の入った容器を持ちながら、右手でシャボン玉を吹くこと」
って、こどもたちにとっては意外と難しい操作のようです。
ここで随意筋の発達が一目瞭然で分かります!

随意筋と運動神経がまだ繋がっていないと、右手と左手の両方に意識を向けることができず、利き手でない方の手が下がり持っている容器が逆さまになってシャボン液をこぼしてしまいます。

シャボン液がこぼれるとシャボン玉ができない・・・。
不思議そうな顔で「なんで無くなってるんだろう・・」と首をかしげる姿が見られます。


シャボン玉を吹くのに夢中で左手が下がる様子

シャボン玉だ~いすき♡
シャボン玉だ~いすき♡シャボン玉だ~いすき♡



随意筋と運動神経がまだ繋がってないんだな~と分かれば、「なんでこぼすの??」という疑問が解けますねヽ(´▽`)/



随意筋は2歳児頃からグーンと発達していく機能なので、かんがるー組では様々な指先あそびを集中してできる環境を整えています。
筋肉が思い通りに動かせるようになると、少しずつ自分でできることが増え、それによってさまざまな基本的生活習慣の自立が始まります。

例えば、脱いだお洋服を袋に入れることや、食器を持ってスープを飲むことにも随意筋は関係しています。
様々な場面で子どもたちの発達の様子をみて、保育士は個々の発達の手助けになれるように指先遊びの環境を整えています。

この時期のこどもたちは指先を使うことがとても楽しいようで、頭で考えながら目で見て指先を動かします。
夢中になるので集中力もグンと伸びて頭の回転も速くなります。

あそんでいる内に随意筋は発達し、液をこぼさないで長い時間シャボン玉を楽しむことができるようになります。
シャボン玉だ~いすき♡



Posted by kazeuta at 15:39│Comments(0)
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