2017年12月12日
男の子の不思議
唐突ですが、男の子って外遊びをすると必ずと言っていいほど棒を持っていますよね~~!
どこからともなく探し出し、いつの間にか持っている・・・・
まるで最初から持っていたかのようにナチュラルに手と同化する棒や木の枝・・・
大切そうに持って遊ぶ姿はかわいくて仕方ありません(*^^*)
ただ、長い棒を持ってお友達に攻撃してしまう危険性や、自分が怪我をしてしまう危険性、大切に持ち帰ったあとの部屋が汚れる・・・などなど、大人目線でみるとちょっぴりヒヤリとしてしまうこの行動。
ついつい、「棒は持たないで遊んでね~」「棒は見るだけにしてね~」「持って帰ったら部屋が汚れるから置いてきてね~」など、規制をかける声が多くなっていく事もありますよね~。
伝えたから一安心♡と思っていたのに、またいつの間にか手に棒を持っている!!
そんなこんなを繰り返している内にプンプンボルテージが高まっていく・・・・なんて日も、あったりなかったり!
なんで?どこがそんなにいいの?、と大人(特に女性)からすると不思議なこの行為。
実はとても大事な習性らしいのです(*^^*)
結論から言うと、
これはDNAによるもの。
それから、この行動は脳が発達する段階の一つなんです!
「好きな物を集める」ということは、「自分がどんなものが好き」なのか物の違いを知っていることなのです!
犬が好きか、猫が好きか、それぞれの違いが分からないと答えられませんよね。
藤森平司先生は、
※「人類が昔から道具として使ったものに「棒」があります。
手の延長としての棒は、人類が握った最初の道具であることがうかがわれます。
そして、棒でたたくことでものの性質を見きわめるという探索行動の道具として用い始めます。」
と解説しています。
(↑ちょうど良い大きさの枝を使って穴を掘って探索している)
棒や木の枝だけに限らず、石に魅力を感じる子や、花に魅力を感じる子、バスだったり、タクシーだったり、沖縄なのに電車に詳しかったりと、「好きな物」の範囲は各子どもによって違いますよね!
自分の好きな物に夢中になれるこの心こそとても大切。
※「子どもが何にでも興味を持ち、その中から、自分とその環境に合うベストの物を選ぶことにより、その分野の研究が進む」ということにつながっていくのです。
※臥竜塾「好きな物」より引用
それから、木の枝や棒を持つのは男の子としての「強さアピール」もあるらしいのです。
「俺はあいつより大きい枝を見つけたぜ!へっへっへぇ~」
と、あからさまに意識してやっている訳ではなく(笑)、
※いわば残っている本能のようなものなので、幼少期はやりたいだけやらせてあげるといいそうですよ!
※汐見稔幸先生の「男の子のカラダとココロの育て方」より引用
(↑ で、で、でっかすぎ~~!!!)
そんなことを思いながら子ども達と公園に行くと、
「あ、いまDNAがビビビッと働いているんだなぁ~~」
「あ、いま自分の求めていた枝を見つけて性質の違いや質感を確かめている!」
「この子、自分よりも大きい枝を持って喜んでいる・・・もしや強さアピールか!」
と、分析できて面白いです(笑)
(↑細い枝をたくさん集めて、仲間と秘密基地を作っている)
ここで大人目線での大切なこともあります。
男の子の習性を知ったからと言って、棒を振り回してお友達を攻撃したり、棒を持ちながら遊具で遊んだりしていい訳ではありませんよね。
そこで、次回は園で行っている工夫を書きたいと思います~!
明日あげる予定なので是非みにきて下さいね♡
かわいい写真もありますよーー(*^-^*)
Posted by kazeuta at 19:59│Comments(0)
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